「お多福(おたふく)」煉切製:秋色庵大坂家
木型にてお多福さんの顔を押し抜いたお菓子で、中は小豆こし餡です。
2月1日〜3日まで、3日間限定販売の貴重な逸品です。
今日は節分ですね。
豆まきをして邪気を祓い、お多福さんを飾ってその福にあやかります。
お多福さんはそのふっくらした福々しい顔立ちと、福が多いというおめでたい名前から古くから縁起物として人気です。
もとは古典芸能などで使われていた「お多福面」に由来したもので、丸顔で鼻が低く、額やほおの出た女性の顔をかたどったお面のことです。
このお菓子はまさにこのお面をリアルにかたどったような意匠になっていますね。
節分は、平安時代の宮中行事「追儺(ついな)」が起源とされていますし、また、お多福さんは、典型的な平安美人の顔立ちでもあり、遠い昔に思いを馳せながら美味しくいただきました。