「椿てまり(つばきてまり)」煉切製:手毬
北鎌倉にある創作和菓子「手毬(てまり)」さんの作品です。
てまりを写した上生菓子は屋号にもなっている通り、このお店の看板商品となっています。
4色に染め分け紡錘形に抜いた煉切片8つを球形になるように組み合わせ、小豆つぶ餡を包みまるめます。さらに、ヘラを使って等間隔に24本の筋を刻み付けてつくられた精巧な逸品です。
隠し味に米麴(こめこうじ)が使われているのも魅力ですね。
季節によって、用途によって配色のバリエーションがたくさんあります。
こちらは、白、ピンク、緑、黄の四色に染め分けられた春らしい配色です。
この他に、凝ったものでは、市松模様やアメリカ大使館の依頼で作られた国旗の配色に基づいたものなどもあります。
今日のお菓子は椿にちなんで、紅椿の赤、しべの黄、葉の緑、白椿の白の四色が使われています。