金米堂本店は横浜元町のすぐ近くにある創業明治25年の老舗和菓子屋さんです。
現在4代目になりますが、代々女系家族で、男子が一人も生まれないため、ご主人は各代すべて入り婿さんという珍しいお店です。
さて、和菓子作りにおいて、水は繊細な味を左右する大切な要素です。こちらのお店では、スペースシャトルでも採用されていた「逆浸透膜方式」でろ過された水を使っているのが特徴です。
ここの一番人気のお菓子は、白餡の中に青梅の甘露煮を入れ、ベイブリッジの焼印を押した「梅どら焼き」です。
上生菓子も毎月凝った意匠で丁寧に作られています。
今月はクリスマスがテーマになっています。
「ブーツ」煉切製:金米堂本店
そぼろの上に載っている水色の煉切はキャンディーをかたどっています。
「サンタクロース」煉切製:金米堂本店
真っ白なそぼろのひげがポイントです。
「煙突」煉切製:金米堂本店
氷餅で雪を、桂皮末(シナモンの粉末)で窓を描いています。
「トナカイ」煉切製:金米堂本店
真っ赤なお鼻と黄色い角がチャームポイントです。