「夾竹桃(きょうちくとう)」煉切製:村上
「夾竹桃」は中国名に由来するもので、 葉の形状が竹に似ていて、花が桃に似ていることからこう呼ばれています。
性質は強健で、大気汚染に強く、乾燥にも耐えるので、街路樹や公園木などとしてよく植えられています。
また、原爆投下後の広島市で、焼け野原の中から、いち早く開花し、復興のシンボルとして親しまれたことから、広島市の花に制定されています。
花は、6月頃から9月まで開花し、花弁は基部が筒状、その先端で平らに開いて五弁に分かれます。
注意しないといけないのは、青酸カリよりも強いとされる有毒成分「オレアンドリン」を含むことです。
夾竹桃の枝をバーベキューの串として使用した後に、多数の死者が出たり、家畜が食べて死んだりという事例もあるそうです。
こんなことから、花言葉は「危険な愛」「用心」「油断大敵」「危険」。