「マーメイド」きんとん製:手毬
白いそぼろを白こし餡のまわりに植え付け、「鎌倉の塩」で煮立てた赤えんどう豆を一粒中に入れます。さらに煉切製の貝殻や真珠を取り合わせ、湘南の海をイメージしたお菓子です。
シェル&パールのアクセサリーを纏った美しいマーメイドの姿が浮かんでくるような逸品ですね。
「鎌倉の塩」は、鎌倉の海水を使って、手作りで作られている塩で、日本の塩100選にも選ばれています。
みつ豆や豆かんに欠かせない赤えんどう豆ですが、そのぽくぽくした食感と素朴な風味がとても良いムードメーカーになっていましたね。
「手毬(てまり)」さんは、2003年創業の鎌倉の創作和菓子店です。
オーナーであり菓子職人の御園井裕芙子(みそのいゆうこ)氏はちょっと異色な経歴の持ち主です。
会社勤めや小学校教諭、司会業など様々な仕事を経て、和菓子の道へと進んだ方です。
現在、新作や季節の和菓子を発表する作品展を開くと同時に、多くの人に和菓子の美しさと美味しさを紹介するため、アメリカ、フランス、ドイツなど世界各地でワークショップを開催。
また、アメリカ大使館の依頼で各国旗色の上生菓子を作成したり、有名企業の周年記念引き菓子を創作するなど幅広く活躍されています。