「鈴らん(すずらん)」煉切製:一炉庵
抹茶煉切で小豆こし餡を包み、すずらんを彫り込んだ木型で押し抜いたお菓子です。
二枚の大きな葉っぱの合間から細い茎を伸ばし、そこに真珠の雫のような小さな花をいくつも咲かせるすずらん。
うつむき加減に垂れ下がる控えめで清潔感あふれる花姿は、初夏の空気をいっそうすがすがしいものにしてくれますね。
また、その気品ある爽やかな香りは「聖なる香り」と言われ、香水の原料としても人気です。
フランスには「すずらんの日」というのがあり、この日には愛する人や親しい人にすずらんを贈るのが習慣となっていて、贈られた人には幸福が訪れると言われています。
花言葉は「純粋」「純潔」「再び幸せが訪れる」。