「道明寺紫陽花（どうみょうじあじさい）」道明寺製：さか昭
道明寺生地で餡を包み丸め、その上に紫色に染めた賽の目の錦玉をのせ、額紫陽花（がくあじさい）を写しています。
錦玉も道明寺も、いずれの素材もしっとりと湿り気を帯びているので、まさに雨に濡れ、潤い輝いている紫陽花を表現するにはぴったりですね。
額紫陽花は、日本に自生する原種で、栽培品種である紫陽花 のもとになったものです。
花を一塊(ひとかたまり)と見ると、中心部にある紫色をした小さな珊瑚状のものが花で、 その周辺部にある小花のように見えるものは装飾花(萼片)です。 この花の構造が、額縁のように見えるということで額紫陽花と呼ばれます。
