「鈴ラン(すずらん)」煉切製:シベリア本舗
緑と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み茶巾絞り仕立てにします。さらに、緑の羊羹製の茎を添え、その下に並んで咲く白い煉切製のすずらんの花を配したお菓子です。
すずらんは、「鈴蘭」と書き、花が「鈴」、葉が「蘭の葉」に似ていることからこの名が付いたといわれています。
葉の下に控えめに花をつけ、頭を下げて、ただひたすら愛する人を待ち続けているようなその姿から「君影草(きみかげそう)」という素敵な別名があります。
また、「谷間の姫百合(たにまのひめゆり)」と呼ばれたり、フランスでは「聖母の涙」に例えられたりしています。