「君牡丹(きみぼたん)」黄味しぐれ製:文銭堂本舗
黄味餡で鹿の子餡(蜜を含ませた大納言の餡)を包んでいます。
昨日紹介した「黒牡丹」と一対になるお菓子で、「黒牡丹」が漆黒の黒だとすると、「君牡丹」は黄金の黄色。この鮮やかな二色のコントラストが見事です。
菓銘も、「黄味」ではなく「君」の字を使うところが趣があっていいですね。
この店の黄味餡はほんとうに美味しくて、他にも卵を使った桃山製の上生も同時に購入しましたが、これもなんともいえないまろやかな味で、最近食べた上生菓子の中で一、二を争う美味しさ。
「手づくりでこそ味わえる本物のお菓子を」というご主人の理念がひしひしと伝わってくるお菓子です。