「ひなげし」雪平製:鼓月
ピンク色に染めた雪平で餡を包み丸め、四カ所花びらの切れ目をいれます。さらに、中心に黄色いそぼろと緑の練り切り製の玉を添えて花芯に見立てています。
ひなげしは、原産のヨーロッパではポピーと呼ばれ、日本には江戸時代に渡来しました。
花の色は、紅、白、紅紫、黄色、オレンジなど、透明感のあるビビッドカラーが印象的な花です。
中国の絶世の美女である虞美人にたとえられ、別名を「虞美人草」と呼ばれています。また、「美人草」「麗春花」とも呼ばれます。
薫風に揺れて鮮やかに咲く様はどこかはかなげで可憐です。