日本画の専門美術館である「山種美術館」に併設されたカフェ「Cafe 椿」で販売している上生菓子を紹介するシリーズ第2弾です。
3月19日〜5月22日の期間開催されている「奥村土牛(おくむらどぎゅう) ―画業ひとすじ100年のあゆみ―」展にちなんだ5種類の上生を、今日から5日連続でお届けします。
「春のしらせ(はるのしらせ)」煉切製:菊家
白い煉切で、色鮮やかな柚子餡を包み、手技で白椿をかたどり、黄色いしべを配したお菓子です。
奥村土牛の自宅の庭に咲いた大輪の白椿を描いた《早春》の絵にちなんだ逸品です。
白椿といえば、ひそやかで清楚なイメージですが、土牛の描く白椿はあたたかみとともに、内に秘めた力強さを感じます。
奥村土牛《早春》
(出典:http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/26-047411232640.html)