「花もくれん（はなもくれん）」煉切製：柏屋
紫と白にぼかしそめた煉切で小豆こし餡を包み茶巾絞り仕立てにし、緑色の煉切製の葉芽を添えモクレンの蕾を写したお菓子です。
一般にモクレンというと、紫色の「紫木蓮（しもくれん）」を指します。白い花を咲かせるモクレンは「白木蓮（はくもくれん）」と呼んで区別します。
モクレンの蕾は必ず北の方角を向いているので「コンパス・フラワー」とも呼ばれているそうです。
春先に山の中で道に迷ったら、モクレンの蕾を見れば方位磁石の替わりになりますね。
美しい花に秘められた神秘的な話を知ると、お菓子の味わいがさらに深くなります。
