「しゃぼん玉(しゃぼん玉)」外郎製:豊島屋
黄、緑、紫、赤、に染めた白こし餡をういろう生地で包み球形にまるめ、しゃぼん玉を写したお菓子です。
ストローの先に石鹸水をつけて反対側から吹くと、透き通った玉が次々に生まれます。
そんな「しゃぼん玉」は俳句の世界ではなぜか春の季語になっています。
やわらかい陽射しをうけ、虹色に輝きながら春風に流れていく様は実にのどかで、なるほど春にふさわしい光景ですね。
子供と一緒になって吹いていると、思わず童心に帰り、時間を忘れて楽しんでしまいます。
その美しさとは裏腹に、あっという間に壊れ、消えていくはかなさは、しみじみと心に染み入るものがあります。