「早春(そうしゅん)」きんとん製:東宮
緑色に染めたそぼろを小豆つぶ餡のまわりに植えつけ、煉切製の水仙の花を添えたお菓子です。
雪消えとともに芽生え、清楚な花を咲かせる水仙は春を告げる花として親しまれています。
日本語の水仙(すいせん)は、中国語の「水仙(シュイシィエン)」からきたものです。
「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来するそうで、その花姿と 芳香を水の仙人に例えて名付けられました。
寒さに負けない生命力の強い花として、克雪への思い、雪融けの春への思いを水仙に託し、美味しくいただきました。