「木花文庫(このはなぶんこ)」薯蕷製:とらや
白小豆つぶ餡を薯蕷生地で包み、四角い箱形にかたどり蒸し上げた後、表面に結び紐と二輪の梅の焼印を配し、梅模様の手箱を写したお菓子です。
「木花」とは梅の雅称で、「文庫」とは手箱を意味します。大正 3 年(1914)に初めて創作されました。
結び紐の色を紅白とか金銀など左右で色違いにすると水引になり、慶事用のお菓子として使えますね。
珍しい白小豆のつぶ餡が上品に炊きあげられていて、豆の味が際立つとても印象深い逸品でした。
国宝「梅蒔絵手箱」三嶋大社蔵 室瀬和美(漆芸家)模造制作
(出典:http://