「鶴亀(つるかめ)」煉切製:秋色庵大坂家
鶴と亀の両方をひとつのお菓子の中に描いた贅沢な木型で押し抜いたお菓子です。中には大坂家さん自慢の自家製小豆こし餡がつまっています。
縁起物に描かれる鶴亀の鶴は、必ず丹頂鶴です。白と黒の羽毛、赤い頭頂部のコントラストから日本では古くから神聖視された鳥で、瑞兆としておめでたい席には必ず意匠として用いられます。
また、亀の方は吉祥のひとつである蓑亀(みのがめ)を写しています。蓑亀とは、長生きのあまり、甲羅に緑藻が着生して、それがのびて蓑のようになったものです。
鶴は千年、亀は万年、末永く健康で長生きし、日本全国いろいろな和菓子を楽しめますように♪