「金花茶(きんかちゃ)」ういろう製:豊島屋
鮮やかな黄色に染めたういろう生地で白こし餡を包み花びらをかたどり、黄色いそぼろのシベを添え、金花茶の花を写したお菓子です。
金花茶とは「黄色い椿」として有名な中国南部原産の椿です。
かつては「幻の椿」とよばれ、国外への持ち出しが禁じられていたそうです。1965年に発見され、1980年代に日本に導入されました。
透明感のある黄色い花びらに思わず見入ってしまいます。その葉っぱが茶の木の葉に似ているため「金花茶」と呼ばれています。
椿の一種ですが寒さに弱く、日本ではもっぱら温室で栽培されています。
和菓子の植物図鑑に、また珍しい花が仲間入りしましたね。