「すずらん」煉切製:梅乃餅
緑色と白にぼかし染めた煉切で餡をつつみ、表面に千筋をつけ、二筋の茎を刻み付け、白い煉切のすずらんの花を添えたお菓子です。
すずらんは、「鈴蘭」と書き、花が「鈴」、葉が「蘭の葉」に似ていることからこの名が付いたといわれています。
5〜6月頃、大きな楕円の葉の間から伸びる花茎に、小さな丸い蕾がいくつも連なり、下から順にベル形の純白の花を開かせる可憐な花です。
他の花にない清純な芳香は、古くから香水として用いられています。
また、清楚で可憐な印象から、キリスト教では聖母マリアの花といわれてきました。