「御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」煉切製:秋色庵大坂家
中心から外に向かって紅色、黄色、黄緑色に染め分けた煉切で小豆こし餡を包み、木型で押し抜いて御衣黄桜を写したお菓子です。
御衣黄桜は、染井吉野が散り終わった後、4月下旬頃に緑色の花を咲かせる珍しい桜です。
花が咲いた時は緑色ですが、その色はだんだんと薄くなり、黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなります。
緑色の時期に遠くから見ると、若葉に包まれた木のように見えますが、近寄ってみると気品のある花であることに気付いて感動を覚えます。
花の色が高貴な貴族の衣裳の萌黄色(もえぎいろ)に近いため、、御衣黄の名前が付いたといわれています。
御衣黄桜 (出典:京 歩き http://mosume.cocolog-nifty.com/blog/)