今日は神楽坂にある「五十鈴(いすず)」さんのホワイトデー用上生菓子を紹介します。
「WD限定 上生菓子(ほわいとでーげんてい じょうなまがし)」というタイトルで、二個がセットになっていますが、それぞれに固有の菓銘はついていません。
煉切製
きんとん製
どちらのお菓子もベースの色は、白と紅色を基調としているのと、ハートの形をモチーフに使っているのが共通点ですね。
紅白は、お祝いに欠かせないおめでたい色でもありますし、今の時期は桜の花色や春の空気感をも表しているようです。
中の餡はいずれも小豆こし餡です。
煉切製の方は生地を紅白二色にぼかし染め、緑色に染めた煉切製のハート形を4枚組み合わせて、幸せを呼ぶ四つ葉のクローバーを写しています。
四葉のクローバーが幸せのシンボルになったのは、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックに由来するそうで、3枚の葉を「愛・希望・信仰」の三位一体にたとえ、4枚目を「幸福」と説いたといわれています。
きんとん製の方は染め分けた紅白それぞれのそぼろの太さを変え、白は太目、紅色は細めにして半分ずつ植え付け、赤い煉切製のハート形を三枚添えています。
この三枚のハートに何を託すかは人それぞれでしょうが、私なら「真心」「愛情」「ふれあい」の三つを贈りたいですね♪