春の野山 · 2015/03/02 二人静(一炉庵) 「二人静(ふたりしずか)」鹿の子製:一炉庵 青えんどう豆の鹿の子の上に淡雪羹をかけ、羊羹とみじん粉で作った二人静の花をしつらえたお菓子です。 二人静はセンリョウ科の多年草で、晩春から初夏にかけて、2本の花穂(かすい)の先に米粒のような白い花をつけます。 花名は、源義経の側室・静御前の霊に憑かれた葉摘女が、霊と寄り添い舞う謡曲『二人静』に由来しているといわれています。 日陰を好んでつつましく咲く花姿と謡曲の世界が重なり、艶美な趣が感じられるお菓子ですね。 tagPlaceholderカテゴリ: