節分は2月3日で固定されているのかと思っていましたが、暦にもとづいて決まるため、年によって多少前後にずれることがあるそうです。
例えば、1984年は2月4日でしたし、6年後の2021年は2月2日が節分になる計算です。
閏年(うるうどし)が4年に1度あるように、暦は天体の動きで変化することにより、このようなずれが生じるわけですね。
ちなみに、今年2015年の節分は2月3日、いよいよあさってです。
今日は、東急東横線、都立大学駅の近くにある人気和菓子店「ちもと」さんの節分の上生菓子を紹介します。
「厄払い(やくばらい)」煉切製:ちもと
黄身餡で小豆こし餡を包み、枡(ます)の紋所を木型で抜き、縁に沿って肉桂粉をまぶしたお菓子です。節分の豆まきの時、福豆を入れる枡に見立てています。
「ます」だけに、「ますます」の繁盛につながる縁起の良い一品ですね。
「お多福(おたふく)」薯蕷製:ちもと
小豆こし餡入りの薯蕷饅頭をお多福さんの形に仕上げたお菓子です。
目・鼻・口は一切省略して、シンプルに輪郭だけで見事に表現しています。
丸顔で鼻が低く、額は広く、頬は丸く豊かに張り出した特徴が絶妙で、ひと目でお多福さんだとわかりますね。
節分には、美味しい和菓子を食べて、厄払いをしましょう!