今日は「一炉庵」さんの節分上生菓子3点セットを紹介します。
豆まきは“邪気を祓い清め、運気や幸福を招き入れるめでたい行事" で、この豆まきに欠かせない「鬼・お多福・升(ます)」を写したお菓子です。
「鬼は外(おにはそと)」煉切製
薄紅色の煉切で小豆こし餡を包み、木型で鬼の顔を抜いたお菓子です。黄色い角と眼光鋭い目が怖いですね。
「福は内(ふくはうち)」煉切製
白い煉切で小豆こし餡を包み、木型でふっくらやさしいお多福さんの顔を抜いたお菓子です。阿亀(おかめ)とも呼ばれ、このような豊かな頬の人相が、かつてはよい人相、福相とされていました。
「福豆(ふくまめ)」煉切製
豆まきの時に使用する升の豆入れ箱を煉切で写したお菓子です。中には白こし餡と白小豆がたっぷり入っています。 「福」の文字も見事です。
豆まき用の福豆を升に入れて、豆まきの直前まで神棚にお供えして、神様の力を宿すようにするのが正式の方法だそうです。
見た目も微笑ましく、何より美味しい節分のお菓子ですね。