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宝づくし

「宝づくし(たからづくし)」煉切製:森八

 

黄色と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、木型にて押し抜いて打ち出の小槌をかたどったお菓子です。

 

宝づくしとは、吉祥文様のひとつで、宝物を集めた文様です。 

この宝物としては、如意宝珠(願いのかなう宝のたま)、宝やく(鍵)、打ち出の小槌、金嚢(きんのう:金銭を入れる袋)、隠れ蓑(かくれみの)、隠れ笠、丁子(ちょうじ)、宝剣、宝輪、法螺(ほら)などがあります。 

この中から、黄金色に輝く打ち出の小槌を表現したものがこのお菓子。 財福の神といわれる大黒様が右手に持っているのもこの小槌ですね。