「岩根のつつじ(いわねのつつじ)」こなし製:とらや
緑色に染めたこなし生地で餡を包み、六枚の葉っぱの形に折りこんで、中央に紅色に染めたそぼろを添え、岩間に咲きこぼれる色鮮やかなつつじを写しています。
大正時代にはじめて創作されたお菓子ですが、古さを感じさせない、垢抜けしたデザインですね。5月1日〜5月6日の6日間限りの販売でした。
つつじは、藤、山吹とともに晩春を代表する花として、古来、数多くの歌に詠まれてきました。
私たちがよく見ているつつじは、江戸時代に改良された栽培種です。 それ以前の和歌に詠まれたつつじは、花の小さな野生の山つつじです。