「八重桜(やえざくら)」煉切製:花見
専用のはさみを使って花びらを一枚ずつ切っていく「はさみ菊」と同じ要領で、切れ込みのある特徴的な桜の花びらを表しています。花芯の表現もなかなか手が込んでいます。八重桜は葉と花が一緒になって咲くので、羊羹製の葉っぱが添えられています。
「菓匠 花見」は大正元年創業のさいたま市の和菓子屋さんです。まさに今の季節にぴったりな屋号ですね。花見製の桜!
八重桜は八重咲きになる桜の総称で、特定の品種の名前ではありません。染井吉野が終わったころに少し遅れて咲きだします。
野生の山桜に対して人里の桜ということから「里桜(さとざくら)」とも呼ばれます。
奈良県の県花にもなっています。
花言葉はユニークで「理知に富んだ教育」です。この花言葉によるものか、学校の校章の図案として用いられることも多いですね。