「春風(はるかぜ)」きんとん製:彩雲堂
餡のまわりに、水色に染めたそぼろを植え付け、さらに、よりきめの細かい薄紅色のそぼろを添えています。春風に乗って桜が舞い散るイメージですね。
「春風」は「はるかぜ」とも「しゅんぷう」ともいい、春の日に吹く穏やかな風のことです。
春風は「春の風」の一種です。
春の風といえば、暖かく、やさしいイメージですが、春の風にもいろいろな種類があり、中には強風を伴う嵐のような風もあります。
春風に代表される穏やか系の春の風いろいろ。
朝東風(あさごち) 春の朝に吹く風。
温風(おんぷう) あたたかい春の風。
光風(こうふう) 晴れあがった春の日にさわやかに吹く風。
花信風(かしんふう) 春、花の開花を知らせる風。
木の芽風(このめかぜ) 木の芽を吹出させる春の風。
恵風(けいふう) 万物を成長させる、めぐみの風。
春一番に代表される激しい系の春の風いろいろ。
春一番(はるいちばん) 立春を過ぎて最初に吹く、昇温を伴った強い南風。
強東風(つよごち) 春、東から吹く強い風。
花嵐(はなあらし) 桜の花の盛りのころに吹く強風。
春疾風(はるはやて) 春の嵐。
日本語は風の名前だけで2000以上もあるそうですよ。その中でも最高に心地よい春風を堪能できる季節になりましたね!