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雛祭りの三色(栗山)

「おひな様(おひなさま)」煉切製:栗山 

黄味餡を芯にして、男雛は白と緑色、女雛は白と桃色に染めた煉切で襟元を重ねにして、雛がすくっと立った様子を表しています。千代紙細工の流し雛から想を発したお菓子です。

 

 

いよいよ来週は雛祭りですね! 

 

3月3日は「上巳(じょうし)」「桃の節句」などと言われ、厄を人形に移して祓った「流し雛」の風習がありました。それが発展して、雛人形を飾り女の子の健やかな成長と幸せを願う現在の「雛祭り」となったそうです。

 

雛祭りに食べるひし餅や雛あられは、白・緑・桃の3色が使われていますが、それぞれ、雪の白・木々の芽吹きの緑・生命の桃を表していて、この3色のお菓子を食べることで自然のエネルギーを授かり、健やかに成長できるという意味があります。 

 

今日のお菓子「おひな様」も、白・緑・桃の3色が使われていますね。