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梅林(鶴屋八幡)

「梅林(ばいりん)」麩焼製:鶴屋八幡 

 

梅は中国の四君子のひとつであり、また如月の代名詞でもあります。梅見月や梅月などの異名があるほどで、ほころんだ花を愛でる梅見の一服も味わいのあるものですね。

 

この「梅林」は、薄紅色のしなやかなやわ肌のような麩焼生地を帛紗(ふくさ)折りにして粒餡を包み込んだお菓子です。 

 

一見無造作のようにみえる技巧の妙に伝統の味わいが感じられます。 

 

淡彩色の麩焼菓子には茶味のある美しさがあり、光琳梅の焼印が全体を引き締めています。

 

中陰光琳梅の文様