今日新宿伊勢丹の「鈴懸(すずかけ)」で節分上生菓子3点セットを見つけたので買ってきました。
「鈴懸」は博多に本社のある和菓子店で、創業は1923年。
豆まきは“邪気を祓い清め、運気や幸福を招き入れるめでたい行事" で、この豆まきに欠かせない「鬼・お多福・升(ます)」を写したお菓子です。
「鬼(おに)」きんとん製:鈴懸
角は昆布、目は顆粒状の微塵粉(みじんこ)を使っています。
鬼の意匠は煉切で写実的に表現することが多いですが、きんとんを使ったのは正解!メラメラ立ち上る妖気を感じさせます。でも目がちょっと可愛すぎのような。(笑)
「お多福(おたふく)」薯蕷製:鈴懸
ふっくらやさしい顔のお多福。阿亀(おかめ)とも呼ばれ、このような豊かな頬の人相が、かつてはよい人相、福相とされていました。
「升(ます)」煉切製:鈴懸
豆まきの時に使用する升の豆入れ箱を芸術的に写したお菓子。豌豆(えんどう)と大納言がたっぷり入っています。
豆まき用の福豆を升に入れて、豆まきの直前まで神棚にお供えして、神様の力を宿すようにするのが正式の方法。
見た目も微笑ましく、何より美味しい節分のお菓子ですね。