「山土産(やまづと)」薯蕷製:末富
丹波産のつくね芋、丹波産のあずき、丹波産の栗を使った贅沢なお菓子です。
まさに丹波の秋の恵みが三位一体となった傑作!
つくね芋(別名:大和芋、薯蕷芋)は長芋の一種で、つくねのような丸い形をしているのでこの名があります。和菓子作りに欠かせない高級食材です。
薯蕷饅頭などの生地は、この芋をすりおろし、上用粉を揉み合わせて作ります。
特に丹波産のつくね芋は他の長いも等と比べて粘りが強く、癖も少ないので、和菓子には最適とされています。
さて、この「山土産」の作り方ですが、栗の蜜漬けを横に隙間なく並べ、漉し餡で包み込みます。これを芯にして、蒸した薯蕷生地で、巻き寿司を巻くようにすだれを使って巻き上げます。一晩寝かせた後、ロールケーキを切るように輪切りにして完成です。
新栗の季節に大人気の薯蕷の棹物です。
秋深まる丹波の里