

「果味爽涼(かみそうりょう)」錦玉製:鶴屋吉信
道明寺羹を台にして、橙色に染めた葛入りの錦玉の中にネーブルオレンジの輪切りを閉じ込めた棹物菓子で、今年の夏に初めて創作された新商品です。
オレンジの爽やかな香りに酸味とほろ苦さ、それに錦玉の冷たい感触が、ひととき暑さを忘れさせてくれますね。

国産のネーブルオレンジが目にも鮮やかです。
断面の模様からは、焼けつくような真夏の太陽や情熱的に咲くひまわりなどを連想しますが、逆に涼しげにコトンコトンと回る水車のようにも見えたりするのが楽しいですね。
オレンジの主な種類としては、バレンシアにネーブル、ブラッドオレンジの3種類がありますが、その中でもネーブルは甘味と酸味のバランスがとれていて、味が濃厚なので和菓子との相性も良いですね。
切り分ける前はこんな感じで、すごいボリューム感に圧倒されます。

箱のデザインもお菓子にあわせた素敵な色合いです。
