「新茶の雫(しんちゃのしずく)」羊羹製:とらや
静岡産の煎茶を使った、爽やかな羊羹です。茶畑に見立てた波形の緑の煉羊羹には、少し粗めに挽いた新茶の粉末が入っています。その上の錦玉の部分には細かい粉末が使われていて、初夏の空を表しています。平成17年(2005)に初めて創作されたお菓子です。
光の方向を変えると、錦玉の中に浮かび上がる茶畑の光景が微妙に変化します。
「新茶」とは、毎年5月上旬(八十八夜の頃)〜6月に摘み取られたばかりの新芽から作られる出来たてホヤホヤのお茶 のことです。
このお菓子の最大の魅力は、なんといっても新茶の若々しく、みずみずしい香りですね。
三種類の豆(白小豆・手亡豆・福白金時豆)の滋味豊かな風味とも相まって、新緑のような生き生きとした力強い美味しさを堪能できる逸品です。
一年でこの時期にしか楽しめない、新鮮な旬の味わいですから、じっくり丁寧にいただきたいですね。