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雪間草(つ久し)

「雪間草(ゆきまぐさ)」きんとん製:つ久し

緑色に染めたそぼろを小豆つぶ餡の周りに植え付け、その上に雪に見立てた白いそぼろをのせたお菓子です。雪間に萌え出でてきた草を表現しています。

 

 

「雪間の草、若やかに色づきはじめ」という一節が『源氏物語』の中に出てきますが、春の訪れのシーンを風情豊かに描写していますね。

 

そんな物語の一場面が浮かんでくるような素敵な意匠のお菓子です。