「虫」一文字で秋の季語となり、秋に鳴く虫の総称です。外国人にとってはただの雑音にしか聞こえない虫の鳴き声を、日本人はとても愛で、楽しみます。その音色を聞くと、秋のおとずれをしみじみと感じます。「虫の音」という目には見えないものを、お菓子という形で表現する場合に、どのような意匠となるのか、そこが見所です。