· 2017/10/02
「雁がね(かりがね)」求肥製:美鈴 求肥で餡を包み丸めた上に羊羹生地をのせ、焼き印で飛んでいく雁の様子を描いたお菓子です。 小豆色の滲んだような輪郭が、夕暮れ時の秋の空をイメージさせる渋い味わいの作品ですね。

 · 2017/10/02
「月明かり(つきあかり)」羊羹・錦玉製:一炉庵 月に見立てた黄色い煉切製の円板を入れ、千筋を刻んだ錦玉羹を小豆こし餡の羊羹の上にのせます。さらに、羊羹を雁(かり)形に型抜きしたものを添えたお菓子です。 冴え冴えと輝く晩秋の月が映り込んだ湖。 紫黒色の湖面では月明りに照らされたちりめん波がきらきら輝いています。...

 · 2017/10/02
「雁渡し(かりわたし)」焼皮製:鶴屋八幡 焼皮を折り畳むようにして小豆つぶ餡を包み、秋の空を渡る二羽の雁を焼印で押したお菓子です。

 · 2017/10/02
「初雁(はつかり)」煉切製:若葉堂 白と青にぼかし染めた煉切で餡を包み丸めます。さらに、表面に二羽の雁を焼印で押し、肉桂粉で色付けし、羊羹製の満月を添えたお菓子です。

 · 2017/10/02
「初雁(はつかり)」煉切製:蜂の家 茶色と黄金色の二色に染め分けた煉切に千筋を入れ、餡を包み袖形にします。さらに、二羽の雁が並び飛んでいる姿を型で押して表現したお菓子です。 美しい生地の色は、刻々と暮れゆく夕暮れ時の空の色を現しているのか、あるいは千筋が入っているので、細かいちりめん波がキラキラ夕日に輝く湖面を現しているのでしょうか。

 · 2017/10/02
「月に雁(つきにかり)」求肥・羊羹製:田園調布あけぼの (2015年) 薄黄色に染めた求肥生地で小豆こし餡を包みまるめます。さらに、淡い紫色の背景に黄色い満月を描いた薄いシート状の羊羹をのせ、雁の形にくり抜いた羊羹を二羽添えたお菓子です。...

 · 2017/10/02
「初雁(はつかり)」薯蕷製:豊島屋 小豆こし餡入りの真っ白な薯蕷饅頭を天焼きし、雁の焼印を押したお菓子です。 冴え冴えと輝く晩秋の月に見立てた、まん丸の薯蕷饅頭。美しい月には目もくれず、家路を急ぐ二羽の雁。シンプルですが味わい深い逸品ですね。 雁は、秋に渡来し、春に飛び立っていく渡り鳥です。...