春の野山

春の野山 · 2018/04/05
「若葉(わかば)」薯蕷製:金米堂本店 若草色に染めた薯蕷生地を葉形に抜き、薯蕷饅頭の上に付けて蒸し上げたお菓子です。 真っ白な薯蕷饅頭をキャンバスに見立て、その上に薯蕷生地で四季折々の情景を描く手法は、金米堂本店さんの定番の手法です。

春の野山 · 2018/04/03
450年以上もの歴史を誇るとらやさんは、江戸時代に創作された意匠も多いのですが、今日のお菓子は新しく、平成22年(2010)に初めて登場したお菓子です。

春の野山 · 2018/04/01
「きんとん」はいつも平仮名で書かれますが、漢字を当てると「金団」となります。唐菓子の「こんとん」がルーツといわれています。 茶席の主菓子として欠くことのできない重要な製法です。

春の野山 · 2018/02/27
「春近し(はるちかし)」餅皮製:両口屋是清 紅色に染めた餅皮で小豆つぶ餡を包みまるめ、朱色やピンク色に染めた餡村雨のそぼろを全体にまぶし、上面に黄色いそぼろを散らしたお菓子です。 春の気配漂う華やかな色合いから、いよいよ春が来た!という生気あふれる躍動感が伝わってくる逸品ですね。...

春の野山 · 2017/04/04
「春菊(しゅんぎく)」きんとん製:とらや 菊は秋を代表する花のひとつですが、夏、冬、そして春に咲く品種も多くあります。このお菓子は、「雛菊」や「都忘れ」のような春に咲く可憐な菊を思わせ、紅のそぼろを花弁、黄色のそぼろを花芯に見立てた意匠です。...

春の野山 · 2017/02/24
お店に入ると、入り口で「ホットケーキの注文はありますか?」と必ず聞かれる喫茶店があります。 かつて川端康成がひいきにしていたという昭和23年創業の老舗。 ジョンレノンとオノヨーコも訪れたといいます。 鎌倉の小町通りにある「イワタコーヒー店」です。

春の野山 · 2016/04/21
「春爛漫(はるらんまん)」煉切製:大倉山青柳 ピンクと緑と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み表面に千筋をつけます。さらに、たなびく春霞に見立てた逆S字状の曲線を型押しし、桜花のはなびらをひとひら添え、金箔を散らしたお菓子です。 「爛漫」とは辺り一面に花が咲き乱れる様子や明るく、光あふれんばかりに輝くさまを意味します。...

春の野山 · 2016/04/05
「清明(せいめい)」煉切製:村上 青と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み茶巾絞り仕立てにし、銀色に輝く芽吹きを写したそぼろと黄色い蝶を添えたお菓子です。 清明とは、二十四節気のひとつで、太陽暦では4月5日〜19日頃にあたります。...

春の野山 · 2016/02/15
「三寒四温(さんかんしおん)」きんとん製:梅花亭 小豆つぶ餡を芯にして、黄色に染めたそぼろと小豆そぼろを半分ずつ植え付けたお菓子です。小豆色は「寒」、黄色は「温」を表しているようです。...

春の野山 · 2016/01/09
「春の調べ(はるのしらべ)」村雨製:大倉山青柳 春の訪れとともに芽吹いてくる草木の緑と、やさしく咲き始める花々の薄紅色をそぼろ状の村雨で見事に表現しています。一輪添えられた梅の花がアクセントになって作品を引き締めていますね。

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